JAPSAM-IRBとは

概要

治験審査委員会(IRB)の設立

当機構は設立当初の2003年より、先端医療分野における I. 研究開発支援、II. 臨床試験(治験)支援、III. 社会啓発活動などの事業を通じて、医療の発展に貢献すべく邁進してまいりました。

2006年4月、GCPの改正により、医療機関の長が設置した治験審査委員会以外にも、医療系のNPOなどが設置した治験審査委員会(IRB)での治験審査が認められるようになりました。

当機構では2007年3月に臨床試験(治験)支援の具体策として、IRBを設置・運営し、その業績は着実に伸びてきています。

治験においては、被験者保護の立場から、審査の公正性、専門性、及び迅速性が求められています。当機構では、各分野で経験豊富な医療人を中心に、良識の高い一般の方も含めた委員で治験審査委員会を組織し、公正かつ迅速な審査を実施することにより、新しい医療の発展に寄与してまいります。

先端医療推進機構 治験審査委員会(JAPSAM-IRB)

  1. 特徴
    • 治験審査委員会は、各々の治療分野において経験豊富な、専門性をもたれる医療専門家を中心に
      審査をいたします。委員の中にその医療分野の専門性を持つ方がいない場合、必要であれば、
      その都度、その分野の医療専門家をオブサーバーとして任命し、意見を求めます。
    • 1ヶ月1回の定期開催(日程は期首前に決定)を原則とし、必要であれば臨時開催をいたします。
    • 審査及び審査結果報告は迅速に行います。
  2. アドバイザリーボード
    • 医療界の著名者から構成されます。
    • 大所高所より、当機構のIRB運営について指導します。
  3. 審査の内容
    • 治験実施前審査:施設、治験実施医師、プロトコール、同意説明文など全般
    • 治験実施中審査:安全性情報、プロトコールの改訂及び継続審査
    • 迅速審査:プロトコールの軽微な変更等

年表

2007年 1月 治験審査委員会 設置
2007年 3月 第1回治験審査委員会 開催(以降、毎月開催)
2011年 9月 第2治験審査委員会 設置
2011年10月 第1回第2治験審査委員会 開催(以降、毎月開催)
2011年12月 医薬品、医療機器に加え健康食品を対象とした審査を実施
2012年11月 併設の倫理審査委員会にて臨床研究に関する審査を実施
2013年10月 東京でのセントラル治験審査委員会 設置

実績

詳しい実施については活動状況のページへ

委員会開催回数 治験審査委員会:125回
第2治験審査委員会:48回
審査案件数 153件
審査受託治験依頼者数 47社
審査受託医療機関数 106施設

(2017年7月現在)

これまでの審査の対象疾患

【IRB】
内分泌・代謝系、腎臓系、循環器系、精神・神経系、整形外科系、消化器系、脳循環系、眼科系、リウマチ系、婦人科疾患系、呼吸器系、ペイン(痛み)系、泌尿器系、感染系

【倫理審査委員会】
消化器系(逆流性食道炎)、循環器系(脳梗塞)